“まるまる育児”とは、赤ちゃんの背中をまるく保つ育て方。お腹の中の環境を再現することで、体と心の健やかな成長を促します。眠るときは「まるまるねんね」で、抱きしめるときは「まるまるだっこ」で育ててあげましょう。
“まるまる育児”の三原則
“まるまるねんね”をする
体の軸を整えることで骨格も整う
筋肉バランスが整い体幹も安定する
胎児期
お母さんのまるい子宮の中では、赤ちゃんの背骨はC型。手足を曲げて両手がなめられる姿勢をしています。これが通称“Cカーブ”です。まるい子宮を保つために、妊娠初期からトコちゃんベルトで骨盤ケアを始めましょう!
新生児期
生まれてからも背骨のCカーブを保つことが大切です。重力に背骨を伸ばされないように寝ているときも抱っこのときも、いつでもCカーブを保ってあげましょう。
首が座るころ
首の骨に前カーブができて、首がすわってきます。背骨がまっすぐだと、首の前カーブが弱くなってしまします。
歩きはじめ~小学校卒業
歩き始めるころから徐々に腰の骨(腰椎)にも前カーブができていきます。そして小学校を卒業するころには背骨全体の“S字状カーブ”が形成されていきます。健やかな背骨の成長には、早期からのCカーブを保つことが大切なのです。
当院では
赤ちゃんが誕生したらすぐにCカーブの中で寝かせています。これには、生まれてすぐの呼吸の確立にとても有効だからです。肺呼吸を深く行えることで、末梢血管の酸素飽和度を高濃度に保てることができるのです。
新生児室では、“天使の寝床”(青葉)を使用。この天使の寝床のおかげて、無駄泣きをする赤ちゃんが少なくなりました
ママの部屋では、ママに持参して頂いたバスタオルをまるく形作ったベビーコットで寝かせています
もちろん、抱っこの仕方も“まるまるだっこ”を教えています
次回は退院した後も“まるまるねんね”ができ、赤ちゃんがとっても寝心地のよくなるアイテム…当院オリジナル『トッポンチーノ』をご紹介します